心電図②-異常Q波と陰性T波

異常Q波とは

前回の投稿で Q波≒異常 と書きました。
ただ、Q波があっても良い、つまり異常ではない誘導というのがあります。
これは理由はどうこうよりも覚えておくと便利です。

Q波があっても良い誘導とは、aVR、Ⅲ、V1-2の誘導です。
これって覚えるというよりも心臓の伝導系をイメージすると自然と浮かんできませんか?

心電図軸

心電図の胸部誘導ってこんな感じのイメージですよね?
心筋の興奮の伝導が、大まかだけど進行方向と逆方向の伝導ⅢやaVRでは負の方向の興奮として出るわけですからね。V1-2も刺激伝導の進行方向をイメージしたらなんとなく分かる気がします。なんとなくですよ。

ただしですよ、胸部誘導V1-2のQ波に関しては注意です。

胸部誘導のQ波①

こんな感じのQSパターンの心電図は正常のものです。でも、

胸部誘導のQ波②

こんな形してるのは伝導障害です。右脚ブロックパターンとかそういうやつね。

もう一点、前胸部誘導のQ波に関してはあってもいいのはV1-2までです。V3以降にQ波が見られた場合はこれはV1-2も含めて全部異常の可能性もありますからね。

陰性T波も基本は異常

上の異常Q波の話に関連して、陰性T波というもの、これも基本的には異常なものです。
あ、小児は別ですよ。
ただ、上と同じように心臓の刺激伝導の方向を考えれば、T波は心筋の再分極仮定を示しますから、原則心筋の興奮の方向と同じ方向を示すはずです。

つまり、陰性T波は上のQ波と同じように、Ⅲ、aVR、V1-2の誘導で見られるものは特に病的意義は低いものが多いです。

かなりざっくりした理解なんですけど、これは一応私の研修病院の内科の先生に教えてもらった考え方で、エイミーは普段心電図見る時はこんな感じでざっくり見てます。
あまりちゃんとした理解じゃないんですけど、ちょっと裏技ちっくな見方ですよね。
でも異常はちゃんとピックアップ出来てる気がします。

参考書籍:心電図の読み方パーフェクトマニュアル(Amazon 楽天)

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