HDFについて難しいところは全部省いてまとめます

今日はタイトル通り、HDFについて難しいところは省いてざっくりまとめてみます。
HDFってなんだ?HDと何の違いがあるの?
っていう疑問をなんとなーく解消してくれる記事になれば良いなと思ってます。

ちなみにこの考え方は自分の初期研修医時代に腎臓内科の部長が教えてくれたのを、いつものエイミーイラストにして残してたものです(*・ω・*)

HD(hemodialysis)について

まず基本となるHD:hemodialysis(血液透析)についてです。

血液透析の仕組みは患者さんから引いてきた血液と、透析液中分子の濃度差を利用して、不要な分子を除去するというのが概要になります。
この部分の細かい仕組みについてはまた後日機会があれば載せますが、今日は省略します。

この時の血液流量をQB、透析液流量をQDと表します。

透析-HD

これは分子の拡散と限外濾過の原理を用いて、小分子の除去に適しています。

HF(hemofiltration)について

HF:hemofiltration(血液濾過)は拡散が主原理となるHDと違い限外濾過のみの原理を用いたものです。

透析-HF

HFは患者の血液から濾過フィルターを使ってアルブミンよりも分子量の小さい物質、小分子量物質や中分子量物質、低分子量タンパクなどを除去します。
上の図では5ml/minの速度で分子を除去していると考えます。
そして減少した5ml/min分を同じ速度で正常体液に近い組成の置換液を加えます。

通常のHDでは透析液を利用して主に拡散の原理で分子を除去しています。(限外濾過の原理も働いてはいるが)
拡散での分子の除去効率は分子運動速度に依存するため、運動速度の速い小分子が除去されやすく、中〜大分子では運動速度が遅く除去効率が悪くなります。

HFではフィルターを使用した濾過原理なので、フィルターを通過する分子(中分子以下)であれば同速度で除去することが出来ます。
ですからこれを利用して中分子の除去に優れてくるわけです。

HDF(hemodiafiltration)について

では最後に、HDF(hemodiafiltration):血液透析濾過とはについてまとめます。
これはどこかの頭の良い誰かがHDとHFの原理を両方とも同時に使えば良いのではないかと考えられたものです。

透析-CHDF①

単純化して話せば、透析液を5ml/minで流しながら、HFのフィルターを使って血液中の中分子を除去して、合わせて10ml/minの透析液を回収します。除去された分子の量の置換液を加えていきます。

難しいところは全部抜きにしてHDFをざっくり理解するならこんな感じです。

ね、なんとなく分かりましたか??

これが分かったら、実際のHDF機械の数値を見ながらこのイメージに当てはめてみてください。

透析-CHDF②

この写真で言うところの濾過ポンプ、補液ポンプ、透析液ポンプのそれぞれを上のイメージに重ねるとこんな感じです。

そしてこの図の数値をよーく見てみましょう。
(濾過ポンプ量)ー(透析液ポンプ量)で除去された分が補液ポンプで補われるはずですが、上の数値で計算すると補液ポンプの流量は50ml/h足りません。
この50ml/hが「除水量」になるわけで、体内の水分量の調整を行えるわけです。

なんとなく、分かったようになれましたか?
かなり簡略した図なので、詳しい方から見ればなんだこれ!かもしれませんがお許しくださいね。

ICUなどでHDFが回っている患者さんを見たら、この図を見ながらどんな設定になっているのか確認してみてください♪(´艸`)

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